俺様御曹司が溺甘パパになって、深い愛を刻まれました

夕方からの勤務はまたもや女将の計らいで、ナオ達の専属のお世話係になった。

お部屋を整えると、部屋食を準備してあげた。


音夜(おとや)も同じ仕事となり、預け先のない夜尋(やひろ)はナオとトモに遊んで貰っていた。

ナオの母親はさすが経験者と言うべきか、子供の扱いが上手い。ナオは知らなかった母親の新しい一面を知ったようで、尊敬の眼差しを向けていた。

しかし、夜尋がいると仕事にならない。

これではプライベートなのか仕事なのかわからないと訴えたのだが、女将は「いいのいいの」とカラカラ笑っていた。


「今日は、あなたたち三人が一緒にいることに意味があるの」


あなたたち三人……それは、自分と音夜、夜尋のことだろうか。

意味深な女将に、もしや自分たちの関係もバレているのではと勘繰ったが、真意はわからなかった。


そんなわけで、美夜たちはナオの一家と食事もなぜか一緒にとり、お風呂も男性と女性に分かれて温泉に入った。
夜尋は音夜についていき、男4人で楽しかったらしい。


裸の付き合いは互いの心をほぐしたのか、トモと父親は良互いにい顔をしていた。



「あーつかれたぁ!」


部屋に帰ってくると敷いた布団にダイブした。

気疲れはしたが、なんとも心地よい疲れだ。結果はまだわからないが、自分も彼らの役に立てたのだと思いたい。

本当に、旅館は色んな出会いがあって面白い。