幼稚園の頃、私は性的被害にあった。
まだ幼いながら、
これはとてもよくない事で、
ショッキングな出来事だと瞬時に分かった。
今でもあの映像は頭に残っている。
忘れようとした。
自分の記憶を捏造し、
生きやすい状況を生み出した。つもりだった。
数年後、
私は性を売っていた。
それは自分にとって自傷行為みたいなもの。
そこから抜け出す方法を知らなかった。
10代少女たちの判断基準は緩く、
生活環境によって更に緩さは増す。
3年間、自分自身と葛藤しながらも、
今の自分を手に入れられた私はラッキーだと感じる。
だからこそ、
彼女の言動を見守ることしか出来なかった。
生まれたときから女性が好きだったのか。
さまざまな経験によって男性が嫌になり、
女性を好きになったのか。
きっと私なら後者だ。
