「…はい。」
私の言葉に冬夜は
ニコッと笑って頷いた。
ちょっと前の彼なら
きっと素直に、はい、なんて返事
しなかっただろう。
たった2ヶ月でここまで変われるなんて、
本当にすごいと思う。
敬語が抜けないのも
冬夜の真面目な性格が出てるから
ナチュラルでいいと思うし。
「じゃ、そろそろお昼休み終わるし
教室戻ろ。」
私は立ち上がって
少しシワになったスカートを
パンパンと手で直した。
「そうだね。」
なんて思ってたのに
急にこうやって敬語が抜けることもある。
これは冬夜の一種のモテポイントだ。
レア感があって胸きゅんらしい。
なんて解説を心の中でしながら
立ち上がり、私と同じようにして
ズボンを直す冬夜を見つめた。



