「なんか失礼なこと言ってる」

おぉー怖い怖い

「そんなことない…ってここ教室だった」

視線が、痛い絶対似合わないとか言われてる!

「あ!遥花。この人が知り合い!」

「始めまして。穂香の友達の遥花です」

"よろしくね"

「「よろしく(お願いします)」」

アーレンとかに拒否されていないということは、遥花はやっぱり信用できる人なんだ

「ねぇ…」

「うん、」

なんかみんな今さっきよりざわざわしてる?

もしかして

「私がこの場所に釣り合わないから〜」

え?

「とか思ってるんでしょ」

なんで分かったのって聞いてみたら

「なんで分かったのか?そんなことすぐ分かるに決まってるよ、だって私達は親友なんだから!」

「遥花!」

こんなに優しい遥花と親友だなんて…

そういえば昔もこういうことあったな

『花〜どうしたの?』

『なにか、嫌な予感がしてくる』

そう、とってもとっても嫌な予感…

『そんなの、私と花が打ち倒せばいいじゃない?』

月…

『そんな簡単に、言われてたまるか!』

え?

『でしょ?あーやっぱり!花は分かりやすいからな~』

妾はあまり表情とか出さないほうだと思ったのだが…

『もう少し気を引き締めたほうがいいか?』

表情に出やすいと不利になることが多い

『いや、それ以上やるとみんな怖がるから!』

そうか?なんでわかったんだ?

『なんで分かったのってそれは私が貴方の親友だからだよ!』

じ~ん

『妾も、月と親友になれて嬉しい…』

普段あまり感謝とか伝えてないから余計恥ずかしい

『花、本当に親友になれて良かった…』

『急にどうしたんじゃ?なにか変だぞ?』

『うん…なんでもないよ…―――でね』

え?

『最後なんて言ったのだ?』

『なんでもないよ!早くヴァンパイアを救いに行くぞ〜』

『月は、まだヴァンパイアは優しい心があると思ってるのか?』

『うん!だってヴァンパイアだって生きてるんだから』

月は、そう言っているけどヴァンパイアは、心が優しいやつなんていない…

吸血鬼が自分の欲だけのために動く邪悪ないきもの…ヴァンパイアになったのだ

『そんなこと言って裏切られても知らんぞ?』

『その時は、――』

その後、月はこの世界の住人ではなくなった

月は私のこと恨んでるのかな?

「穂香?どうしたの?」

月は戻ってこないけど今の私の友達…遥花は今生きている

「でもないよ?」

「そう?とりあえず、早く準備したほうがいいよ?」

え?

「あ!ほんとだ」

昔のこと思い出している間に結構時間経ってた

その後、授業の内容が頭に入ってこなかった…

「ねぇ、穂香今日変だよ?」

今は、授業が終わって昼休み

「そうかな~」

あんまり心配させたくないし…

あっ!そういえばアーレン達は呼び出しされてたな

学校案内してもらうんだって

「もしかして、あの転入生たちのことで悩んでる?」

それはべつの問題…

「まぁ〜それもあるかな。ほらあの人達って美形だから」

私がすごく浮いちゃう

「あぁ〜アイドルかってくらいイケメン&美女だたったよね」

拝めるだけでも、いいよねぇ〜それに、なんか似てるんだよね~

なんて言っているけど似てるってアイドルのことかな?

「アイドルに似てたの?」

「いや違うんだけど、何か見たことがあるような?アイドルに似てる人がいたかも?」

「ふふっなんで疑問系?」

遥花が疑問形で話したりするなんて…

記憶力が凄い良くて覚えていないことなんてないってくらいの遥花が

「穂実私だって人間なんだよ?」

「分かってるって」

ほんと遥花は面白いな

「それより最近やばい奴らがいるっていうの知ってる?」

やばい奴らってやばい奴らなんて沢山いるよね

「そんな話知らないよ?」

聞いたことすらない

「えぇ!最近有名だよ?花は知らないか…血が欲しい」

「遥花?急にどうしたの?」

「だから今さっき私が言ったセリフを言う人が沢山出てきたんだって」

「へぇ〜血が欲しいなんてまるで、まるでヴァンパイア…」

みたいなんてのんきに声に出したけど

「ヴァンパイアがどうしたの?」

「いや何でもないよ」

もしかしてヴァンパイアの生き残りは少なくなっていなかった?

審達だけじゃなかった…生き残っているヴァンパイアは妾が知らないだけでまだ沢山いたんだ…

それに前世の妾…花の存在も知っていることは昔からいた奴らか?

かなりの強敵になるな…

心配そうに見守る遥花

今度こそ大切な親友を失ってたまるものか!

そう決意した