愛なんて知らない

「わたしが好きだって言ったじゃない!たった今、愛してるって言ったじゃないか!」
「お、俺は君を・・」
「愛してるなんて誰にも言われたことない!愛なんて知らない!愛なんてわからないよ!」
「美琴・・」
「今ここできみの愛を見せてよ!わたしを愛してよ!」

美琴が叫んだ。
手を握りしめて立っている。
その潤んだ目は俺を見つめていた。