その思わせぶりは有罪です。



「ん……?」


「とっ、冬弥君、授業終わったよ……?」


「あぁ、まじ……?」


ぱっとしない瞳を見て、寝ぼけているのか、と感じる。


両手で目をぐりぐりとこすった冬弥君が周りを見渡すと、驚いたように目を見開いた。


どうやらしっかり目が覚めたみたいだ。


それから私を見て「誰も居ないじゃん……」と言う。