浮かせた手のひらは、ふわふわと宙を漂う。 「と、冬弥君……?」 気づけば教室には私と冬弥君の二人きりになっていて、私の声は、その広すぎる教室に響いた。 「いつから寝てたの……?」 少し背をかがめて、冬弥君の耳元に声をかける。 どれだけ近づいても一向に動かない冬弥君。