その思わせぶりは有罪です。



冬弥君はマイペースなところがあって、あまり素早く動いているところは見たことがない。


時間があればギリギリまでまったりしている印象だし、今回も、焦る必要が無いために教室から出るのも最後で良いと考えているのだろう。


教室内の人の数はどんどんと少なくなっていく。


後ろの気配は一向に動く気配がないし……


このままだと二人きりになってしまう。