その思わせぶりは有罪です。



それからは、芽生えた気持ちを隠すのに気を取られていた。


教科書を買うときも、少しお金を間違えたり。


そのたびに笑われるから、困った。


教科書は思っていた以上に重くて、買ったばかりの大きなリュックサックが後ろに引っ張られているのが分かる。


バスに乗っているうちは荷物を膝に置くから気にしていなかったけれど、バスを降りて背負いなおすと、今度は自分ごと後ろによろめいた。