その思わせぶりは有罪です。



最寄り駅の雨よけの屋根下を出て、大学までのバス停まで1分。


タイミング良くバスが来て、私たちはそれに乗り込んだ。


満員というわけでも無く、席は空いていて、一番後ろの長椅子の右側に詰めて座る。


先に奥に座った私は、すぐ隣で触れる肩目をやる。


距離感がおかしい子だと思われないように、少し窓側にもたれた。