4月。
買ったばかりの大きすぎるリュックには筆箱とパソコンしか入っていなくて、少しぎこちない。
今年から大学生になる私は、不安定な足取りで大学の門をくぐる。
この大学は沢山の学部があって、敷地が広く、食堂も沢山あるのが魅力の一つだ。
校内マップを見つつ、沢山ある建物に、どこが何なの~!?と、必死で現在地と照らし合わせる。
校舎には早く着きすぎたおかげで、周りにはあまり人が居ない。
とりあえず誰かに聞こう、そう思ってあたりをキョロキョロしていると、私の後ろからスタスタと歩いてくる人影が見えた。
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