その思わせぶりは有罪です。



__ぴこんっ


その日の夜、明るく短い通知音とともに、明るくなった画面に意識を取られる。


それまでに読んでいた小説を側に置くと、スマホを手に取って画面を見た。


通知欄にメッセージアプリの通知が来ていて、通知バーの左端に表示されるアイコンは、今日連絡先を交換したばかりの冬弥君のものだった。


『今日は本当にびっくりした』


まっさらな薄青色の背景に、吹き出しが一つだけ浮かび上がる。