天ノ川の下で



ドタ…ドタ…
階段を降りる音が聞こえる。


「ままぁ!おりひめとひこぼしとあまのがわってなあに!!」


「織姫と彦星っていうのはね。ママとパパを出会わせてくれた神様なんだよ。天ノ川っていうのはママとパパを幸せに導いてくれたもの。」



「詩織って名前は織姫から貰ったの。詩織も私たちの神様だからね。」


「しーちゃん神様!!ママとパパの神様!」



そんな話をしていると玄関のドアを開ける音が聞こえた。


「ただいま。月乃、詩織。」


「「おかえり!!!」」



〜Fin〜