今から3年前、とある所に女の子が住んでいたんだって。

その女の子は性格もいいし、可愛いかったから結構もてたらしい。

その子にはね大親友と呼べる友達がいて、いつも一緒にいたんだって。

そんなある日のことその子はいつものように告白されてたの。

でもその男の子は、友達がずっと片想いしていた相手で…

それをずっと応援していた女の子は断ったの

その件はそれで終わりかと思った。

けれどそうじゃなかった…。

運悪くその子の友達がその場面を見ていたの…

その次の日からいじめが始まった。

その子の友達が中心だったらしいけど、元々その子を気に入らない子たちは結構いたらしくて

とうとうその子いじめに耐えきれなくて、屋上から飛び降りたらしい。

そこからだった。異変が起こったのは…

最初は体調不良だって知らされていた。

けれどその人数が増えていってごまかしきれなくなったのか、行方不明だって伝えたの。

みんながパニックになる中、友達だった子は違う意味で青ざめていた。

いなくなったのが、あの子をいじめていた子たちだったことを…

その日の帰りだった。

その友達は珍しく一人で帰っていたの。

辺りはもう暗くて、怖かった彼女は早足で帰ってたらしい。

もう少しで家に着くってときにその声は聞こえたの





「ねぇ、あそぼ?」




その途端彼女は凍りついて足を止めたの。

それが間違えだったとも気付かずに…

その声は、死んだはずのあの子の声だった。

彼女は恐怖で押し殺されそうになりながらゆっくりと振り返ったわ。

そして見たのは…


「ヒッ」


血まみれのその子だった…

その子は血まみれになったその顔で笑った

そして口を開くと


「ねぇ、あそぼ」


さっきの言葉を繰り返した

彼女はもう恐怖で喋れなかった。

ニタリとその子が笑って、彼女に近づいても動けなかった。

そして、彼女に手を伸ばして…




「ギャァァァァァァァァ…」




それからその友達は学校に来なくなったんだって。

それでね、噂だとその子と、その友達がよく遊んでいた場所がこの湖だったんだって。