「わぁ〜、綺麗…。」

「でしょ?ついてきてよかったでしょ?」

「うん…」

着いたのは本当に言い表せないくらいの綺麗な場所だった。

森の木々に囲まれた湖は、太陽の光が反射してキラキラ光っていた。

「よく、こんなところ見つけたね。」

「まあね。前、迷子になった時偶然見つけた場所なんだ♪内緒だよ?」

「知ってるよ。二人だけの秘密でしょ?ねぇ、それよりも湖で遊ぼうよ!」

「それよりもって…。まあ、いっか。うん、遊ぼ!」

それから、凛と二人でたくさん、水遊びをした。

そして、気づけば数時間が経っていて、そろそろ帰ろうってなった時だった。凛が話し始めたのは。

「ねえ、明里。こんな話知ってる?」

「ん?」