「ねぇ〜…ほんとにここ通るの?」

結局あのまま連れて来られた場所を見て私は恐怖で怯えながら言った。

「うん、そうだよ。この奥にね、綺麗な湖があるの。」

そう言いながらもどんどん進んでいく凛から離れるのがいやで、

「ちょ、待ってよ〜」

小走りになりながらついていった。