「凛、大丈夫かなぁ〜」

帰り道を早めに歩きながら私はそんなことを考えた。

「それにしても、今日は暗い。まだ4時なのに…」

空を見ると、赤黒い不気味な色だった。私は怖くなってぶるりと震えた。こんな日には何かが起こる。本能的に思った。

「ちょっと急ご。」

同仕様もなく不安になって、小走りに帰った。