その頃、原の心の中では____

______


_________


「暗い……ここどこ?」


ー………………____


え?何か……聞こえる?

けど___何も聞こえない。



「_____!」


……私___あの時、お母さんが出してくれた紅茶を飲んで……記憶が___途絶えた。

それで……暗闇の底に落ちたの?


「ルキさん!」

私は、好きな人の名前を呼ぶ。


ふと朝?のあの言葉を思い出す。


『女なんか、必要ないんだよ___』


あ、……そうだった。私……みんなに必要とされていなかったんだ。

悲しい……


その時。

ハッキリとルキさんの声が聞こえた気がした。

「___原!!目を覚ませ!!」


え?ルキ……さん?


「原!聞こえるか!」

再びルキさんの声が聞こえてくる。

ルキさん……


私は、ツーーーっと涙を流した。