俺達は、蔵木が居る特棟へと向かった。



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昼間の時間。

特棟の城と呼ばれる寮の前。


だがそこには、既に蔵木達の姿がそこにあった。


蔵木は、石段の上に登っていた。

「____来たか。ルキ」

そう言いながら蔵木は、石段から降りた。

「来る頃だと思っていた。まだ、生きてたんだな」

「どういうことだ」

「お前の城に水木と原を送り込んだんだ……いや、ちょっと待て?」

「・・・・・」

「嘘だろ……」

「何がだ。蔵木」

「ダメージがひとつもない。どういうことだ。まさか___!」

「話は、原に聞かせてもらった」

「……じゃあ、水木も」

「水木は、蔵木に言われたことを実行しているが、俺達兄弟が止めに入っている。
言っておくが、蔵木の思い通りにはさせない」