俺達は、蔵木が居る特棟へと向かった。
🦇🦇🦇🦇🦇
昼間の時間。
特棟の城と呼ばれる寮の前。
だがそこには、既に蔵木達の姿がそこにあった。
蔵木は、石段の上に登っていた。
「____来たか。ルキ」
そう言いながら蔵木は、石段から降りた。
「来る頃だと思っていた。まだ、生きてたんだな」
「どういうことだ」
「お前の城に水木と原を送り込んだんだ……いや、ちょっと待て?」
「・・・・・」
「嘘だろ……」
「何がだ。蔵木」
「ダメージがひとつもない。どういうことだ。まさか___!」
「話は、原に聞かせてもらった」
「……じゃあ、水木も」
「水木は、蔵木に言われたことを実行しているが、俺達兄弟が止めに入っている。
言っておくが、蔵木の思い通りにはさせない」