隣から「何を言ってるんだ」という声が聞こえてきそうだ。
「私、雪杜くんに甘えてばかりじゃいられないよ!!」
「……ごめん、どの辺が甘えてた?」
「私もっと勉強頑張って、雪杜くんの成績に近づけるようにする!! それで、雪杜くんの足を引っ張らないようにするの!!」
何度かぱちくりと瞬きを繰り返してから、大きくため息を吐かれる。
「あのさ、俺がこうしたいから言ってるんだけど。甘えるだとか足を引っ張るだとか、先輩は何が引っかかってるわけ?」
「だから、私も勉強を頑張って、雪杜くんと同じくらいの成績になって、それで」
「受験まで1年もないのにできるわけないでしょ」
「う……っ」
雪杜くんは嘘はつかない。
私の成績の悪さもよく知っているからこその言葉だった。
「気合いだけじゃ、どうにもならないよ」
だから、雪杜くんが悪いことなんて何一つない。
……のだけれど。
「……え」
繋いでいる手を強く引いて、雪杜くんから離れた。
「雪杜くんの……っ、天才人間!!」
「はあ?」
それから、逃げるようにダッシュ。
「私、雪杜くんに甘えてばかりじゃいられないよ!!」
「……ごめん、どの辺が甘えてた?」
「私もっと勉強頑張って、雪杜くんの成績に近づけるようにする!! それで、雪杜くんの足を引っ張らないようにするの!!」
何度かぱちくりと瞬きを繰り返してから、大きくため息を吐かれる。
「あのさ、俺がこうしたいから言ってるんだけど。甘えるだとか足を引っ張るだとか、先輩は何が引っかかってるわけ?」
「だから、私も勉強を頑張って、雪杜くんと同じくらいの成績になって、それで」
「受験まで1年もないのにできるわけないでしょ」
「う……っ」
雪杜くんは嘘はつかない。
私の成績の悪さもよく知っているからこその言葉だった。
「気合いだけじゃ、どうにもならないよ」
だから、雪杜くんが悪いことなんて何一つない。
……のだけれど。
「……え」
繋いでいる手を強く引いて、雪杜くんから離れた。
「雪杜くんの……っ、天才人間!!」
「はあ?」
それから、逃げるようにダッシュ。



