「それならよかったけど。……あ、手土産……」
「そんなこと気にしなくて大丈夫だよ、ありがとう。ね、早く行こうっ!!」
「うわっ!? ちょっと、急に引っ張らないでくれる!?」
雪杜くんの家に、お泊まり。
大好きな人と一緒にいられると思うと、こんなにも心が躍るんだ。
それに一緒にお買い物だなんて、なんだか夫婦みたいだね!!
雪杜くんも、そう思ってくれてるかなあ。
そうだといいなあ。
早速家に一度帰って、お母さんとお父さんに雪杜くんの家でお泊まりさせてくださいと2人で頭を下げた。
お母さんは即答で許可してくれたけど、お父さんは「カノをよろしくお願いします」と涙をダバダバ流した。もう、まだお嫁に行くわけじゃないのに。
雪杜くんが苦笑しながらハンカチを差し出してくれて、容赦なくそれで涙を拭くお父さんの頭を引っぱたくお母さんがおかしかった。
それからお泊まりの準備をして、スーパーへ食材調達。
「夜ご飯、どうしよっか?」
「……以外」
「え?」
前半、声が小さくて聞こえなかった。
聞き取りやすくするために雪杜くんの方を見ると、なんと買い物カゴで顔を隠している。
いったいどういう意図があってそんなかわいい行動を???
「……や、野菜以外なら、なんでも……」
「ゆ、雪杜くん野菜が嫌いなの!!?」
「……嫌いじゃない。食べないだけ」
買い物カゴのせいでどんな顔をしているのかわからないけど、きっと赤くなってるんだろう。
かわいいすぎる。うっかり私が襲ってしまいそうだ。
「そんなこと気にしなくて大丈夫だよ、ありがとう。ね、早く行こうっ!!」
「うわっ!? ちょっと、急に引っ張らないでくれる!?」
雪杜くんの家に、お泊まり。
大好きな人と一緒にいられると思うと、こんなにも心が躍るんだ。
それに一緒にお買い物だなんて、なんだか夫婦みたいだね!!
雪杜くんも、そう思ってくれてるかなあ。
そうだといいなあ。
早速家に一度帰って、お母さんとお父さんに雪杜くんの家でお泊まりさせてくださいと2人で頭を下げた。
お母さんは即答で許可してくれたけど、お父さんは「カノをよろしくお願いします」と涙をダバダバ流した。もう、まだお嫁に行くわけじゃないのに。
雪杜くんが苦笑しながらハンカチを差し出してくれて、容赦なくそれで涙を拭くお父さんの頭を引っぱたくお母さんがおかしかった。
それからお泊まりの準備をして、スーパーへ食材調達。
「夜ご飯、どうしよっか?」
「……以外」
「え?」
前半、声が小さくて聞こえなかった。
聞き取りやすくするために雪杜くんの方を見ると、なんと買い物カゴで顔を隠している。
いったいどういう意図があってそんなかわいい行動を???
「……や、野菜以外なら、なんでも……」
「ゆ、雪杜くん野菜が嫌いなの!!?」
「……嫌いじゃない。食べないだけ」
買い物カゴのせいでどんな顔をしているのかわからないけど、きっと赤くなってるんだろう。
かわいいすぎる。うっかり私が襲ってしまいそうだ。



