怒ってるけど、これも全部私の心配をしてくれてのこと。
愛しくなるなって言う方が無理な話。
「カーノチャン、こんなとこまで何しに来たの」
上から皐月さんの面白がるような声がして、やっと現実に引き戻されたようにハッとした。
それでも雪杜くんにしがみつくようにまわした腕は離したくなくて、きゅっと制服を握った。
何かを察したかのように、私の腕を優しくつかんだ雪杜くんが、そっと自分の体から私の手を離す。
そして、私の手をつかんだまま立ち上がって、そのまま私のことを引っ張り上げるように立たせてくれた。
「怪我、なさそうでよかった」
ちょっとだけ不機嫌そうにするけど、やっぱり心配してくれるのが嬉しくてついにやけてしまう。
その時後ろから足音が近づいてきたのに気付いて振り返れば。
あっくんが小走りで追いかけてきていた。
すれ違いざまにぺこりと軽く頭を下げて、そのまま雪杜くんのお父様たちのいる方へ行ってしまった。
……ということは、あそこにいるのがあっくんの親友さんと、そのお父さんなんだろうか。
「あ、の!! 手術は!? どうなったの!?」
雪杜くんと皐月さんは、2人同時に目を見開いて。
それからお互いの顔を見た。
そうしてもう一度私の方を見る頃には、2人の表情は優しい笑みが浮かべられていた。
「…………っ、う……」
答えを聞くより早く、涙が溢れてくる。
嬉しくて、安心して、やっぱり嬉しくて。
せっかく雪杜くんが立たせてくれたのに、しゃがみ込んでしまいそうになる。
愛しくなるなって言う方が無理な話。
「カーノチャン、こんなとこまで何しに来たの」
上から皐月さんの面白がるような声がして、やっと現実に引き戻されたようにハッとした。
それでも雪杜くんにしがみつくようにまわした腕は離したくなくて、きゅっと制服を握った。
何かを察したかのように、私の腕を優しくつかんだ雪杜くんが、そっと自分の体から私の手を離す。
そして、私の手をつかんだまま立ち上がって、そのまま私のことを引っ張り上げるように立たせてくれた。
「怪我、なさそうでよかった」
ちょっとだけ不機嫌そうにするけど、やっぱり心配してくれるのが嬉しくてついにやけてしまう。
その時後ろから足音が近づいてきたのに気付いて振り返れば。
あっくんが小走りで追いかけてきていた。
すれ違いざまにぺこりと軽く頭を下げて、そのまま雪杜くんのお父様たちのいる方へ行ってしまった。
……ということは、あそこにいるのがあっくんの親友さんと、そのお父さんなんだろうか。
「あ、の!! 手術は!? どうなったの!?」
雪杜くんと皐月さんは、2人同時に目を見開いて。
それからお互いの顔を見た。
そうしてもう一度私の方を見る頃には、2人の表情は優しい笑みが浮かべられていた。
「…………っ、う……」
答えを聞くより早く、涙が溢れてくる。
嬉しくて、安心して、やっぱり嬉しくて。
せっかく雪杜くんが立たせてくれたのに、しゃがみ込んでしまいそうになる。



