「な、奏雨」

「なによ」

「氷が解けたら、何になると思う?」

「バカにしてるの? 水に決まってるじゃない」

「ふ、」

「ちょ、だからなんなの? 何が言いたいのよ?」



「いや、またいつか、お前に同じ質問をするよ」