「きゃああ!!」
「誰か!!」
「……なんだか騒がしいな」
この先には大きな交差点があったはずだ。
不穏な空気にドキドキしながらも表通りに出る。
「っ!?」
街灯の白い光に照らされたはずの道が人で溢れかえっている。
近くの交差点には、大きなトラックと乗用車数台が横たわっていた。
その中にはバイクも倒れていて、車輪がゆっくりと回っている。
どこから流れているのか分からない黒いオイルのような液体が路面に流れ出ていて、鼻を強く刺激した。
それから、耳を塞ぎたくなるような悲鳴。
「これって……」
……交通、事故……?
初めて目にした光景に、膝からガクンと崩れ落ちそうになるのを雪杜くんに支えられた。
「ナツメ!!」
「!!」
響き渡る叫び声のなか、唯一聞き取れる声があった。
皐月さんだ。女性の腕の手当てをしている。
「早くしろバカ!!」
雪杜くんにはその言葉の意味がすぐに伝わったようで皐月さんに対して深く頷く。
そして、私の頭にぽんっと手を置いた。
「先輩はここで、みんなの話聞いててあげて。何があってもここから動かないで」
「ゆ、雪杜く、みんな、って……」
「大丈夫。待ってて」
そう言って微笑むと、雪杜くんは皐月さんの方へ駆けていってしまった。
「誰か!!」
「……なんだか騒がしいな」
この先には大きな交差点があったはずだ。
不穏な空気にドキドキしながらも表通りに出る。
「っ!?」
街灯の白い光に照らされたはずの道が人で溢れかえっている。
近くの交差点には、大きなトラックと乗用車数台が横たわっていた。
その中にはバイクも倒れていて、車輪がゆっくりと回っている。
どこから流れているのか分からない黒いオイルのような液体が路面に流れ出ていて、鼻を強く刺激した。
それから、耳を塞ぎたくなるような悲鳴。
「これって……」
……交通、事故……?
初めて目にした光景に、膝からガクンと崩れ落ちそうになるのを雪杜くんに支えられた。
「ナツメ!!」
「!!」
響き渡る叫び声のなか、唯一聞き取れる声があった。
皐月さんだ。女性の腕の手当てをしている。
「早くしろバカ!!」
雪杜くんにはその言葉の意味がすぐに伝わったようで皐月さんに対して深く頷く。
そして、私の頭にぽんっと手を置いた。
「先輩はここで、みんなの話聞いててあげて。何があってもここから動かないで」
「ゆ、雪杜く、みんな、って……」
「大丈夫。待ってて」
そう言って微笑むと、雪杜くんは皐月さんの方へ駆けていってしまった。



