西陽のあたる部屋で

「朗読?」
「そうだよ。きみのその声で官能文学を朗読して欲しい。どうかな」

その少々変わったリクエストを吟味する。

「ガーターストッキングとか着けなくてもいいの?」
「いらない。薄手の普通のストッキングで構わない」
「ふうん」