☆
『学校で見かけないけど、なんかあったー? 体調悪い? 相談乗るよー』
朝香からそんなラインが入ったある日。
私は朝からトイレでゲーゲーしていた。
つわりがひどくて、学校に行けないとは言えず……。
それにどうせあかちゃん産むんだから、もう学校なんて行かなくていい。
私の使命は、洸さんと、あかちゃんを守ることだ。
大丈夫だよ、心配しないで。そう朝香に返事をし、体調を見て買い物に行こうとする。
近所のスーパーに歩いて行くだけでも充分な運動だ。
料理をするためにキッチンに立つだけでも体力を消耗する。
それでも、洸さんの為に今日も晩ご飯を作って待つ。
彼が来なくても、ずっと待ってる。
妊娠して、この間エッチを断って。そして洸さんが家に来なくなってから、しばらくの時間が過ぎていた。
それでも、信じて、待ってる。
☆
ピンポーン。
久しぶりに部屋の呼び鈴が鳴った。
私はお腹を気遣いながら、駆け足で扉を開ける。
「久しぶり」
「洸さん……」
『学校で見かけないけど、なんかあったー? 体調悪い? 相談乗るよー』
朝香からそんなラインが入ったある日。
私は朝からトイレでゲーゲーしていた。
つわりがひどくて、学校に行けないとは言えず……。
それにどうせあかちゃん産むんだから、もう学校なんて行かなくていい。
私の使命は、洸さんと、あかちゃんを守ることだ。
大丈夫だよ、心配しないで。そう朝香に返事をし、体調を見て買い物に行こうとする。
近所のスーパーに歩いて行くだけでも充分な運動だ。
料理をするためにキッチンに立つだけでも体力を消耗する。
それでも、洸さんの為に今日も晩ご飯を作って待つ。
彼が来なくても、ずっと待ってる。
妊娠して、この間エッチを断って。そして洸さんが家に来なくなってから、しばらくの時間が過ぎていた。
それでも、信じて、待ってる。
☆
ピンポーン。
久しぶりに部屋の呼び鈴が鳴った。
私はお腹を気遣いながら、駆け足で扉を開ける。
「久しぶり」
「洸さん……」



