キーンコーンカーンコーン♪



チャイムが鳴る前に教室に入ることができた私たちは、朝のホームルームが終わり休み時間に入った。



ちなみに私のクラスは4組で、りっくんも4組なんだ。



今のところ自然に接することができてると思うけどなぁ~。



「「玲奈(ちゃん)おはよう」」



「あっ七ちゃんに理愛ちゃん、おはよう」



この二人は私の親友、美和七(みわなな)ちゃんと、心理愛(こころりあ)ちゃん。



ずっと仲よしなんだよね。



朝はバタバタしていて自分のクラスがどこかしか見ていなかったから、教室で二人にあったときはとってもうれしかった。



「というか、ホントに仲いいよね、二人。玲奈と律は」



「そんなことないよっ」



キスされた時のことを思い出して、慌ててしまう。



「照れちゃってもう、カワイイ、玲奈ちゃん」



この二人と私は全然性格が違うけど、初めて会った時からずっと友達。



「律も何か言いなよっ!」



「ん?仲よしだろっ俺ら。」



なぬっ!破壊力の高すぎることをりっくんが言ってきて、



『ゴツン、ゴツン、ゴツン…』



「七ちゃんっ、これは事件だよ」



そお、これは事件、あのりっくんがこんなかっこいいこと言うなんてっ!



机におでこをぶつけているけど、イタいから夢じゃないんだっ。



今日の私とりっくんはおかしい。



りっくんを見るとドキドキしちゃうし、りっくんも変なこと言ってるし、



私、どうすればいいの~!