「葵先輩!、早く戻ってきてください!もう私ひとりじゃ抑えられないです!」
そう叫ぶ後輩の背後で私は手紙をそっとポケットに入れた。
叫んでる余裕がまだあるじゃんと思いつつ私はそばに立てかけておいた愛刀[鮫丸]を持ち援護に向かう。
歩きながら抜刀し身体能力強化の魔法を起動させる。
「まだいけるでしょ!もう少し抑えといて。
  キエロ・ポデス・スビ・ランサ」
目標はC級霊魂、正直3人いれば訓練生でも相手にできる弱い霊魂だ。
これを一人で討伐どころか抑えることすらできないとは。。。
これからの訓練を厳しくしようと心に決めると同時に飛び上がり弱い後輩の援護をする。