年下の彼は、なぜだか私にZokkonです。





「おめでとう~!」

「恵理子さん、綺麗よ~!」



身内だけで、こじんまりした式を挙げた。
私は、樹に半ば強制的にバイトをやめさせられ、専業主婦となる。



「これからもよろしくな。」

「それは私のセリフよ。」



樹を信じないわけじゃないけど、先のことは考えず、一日一日を積み重ねていこう。



子供が産まれたら、ダイエットを頑張って、ちゃんとメイクもする。
陽に言われたんだ。
「恵理子さんも努力しなきゃだめよ。」って。
美魔女は無理でも、それなりに。
一日でも長く、樹に愛されるように。



(子育てが落ち着いたら、習い事も始めようかな?)



こんな年になってようやく自分磨きに興味がわいてきた。
私が少しでもレベルアップすれば、樹も負い目が軽くなるはず。



年は変えられない。
だけど、人間は変われる。



(頑張るぞ~!)



青い空を仰ぎ、私は心の中で大きく叫んだ。