今まで約二年間の間、姉妹で一緒の家に住んでいるにもかかわらず、まともに言葉をかわせたのは指で数えられる程度。
私はため息をつきながら、乱暴に手を洗面台にかけているタオルで拭った。でも、タオルが何故か汚れていてきれいになった手に沢山の繊維とほこりがつく。
まるで、私のようだな。
そんなことをふと思った。
陶芸教室の後のお姉ちゃんが好きだという純粋で綺麗な想いに、醜い嫉妬という汚い想いがついた……今の私。
手は洗えばまた綺麗になるけど、この感情が綺麗になることはないだろう。
もう一度手を洗い、次は綺麗なタオルで拭う。そして、自分の部屋へ向かった。
ベッドに寝転び、目を閉じる。目を閉じればそこは当たり前のように真っ暗で何も見えなかった。
でも、目を開く気にはならない。
今の私にはそれが丁度、良かったから。
あぁ、なんか、眠たいかも……。
私はそのまま、意識を夢の中へ手放した。



