あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

「うん、2人ともありがとう」


うつむきながら、ポツリと言った。


「やっぱり弥生先生には元気でいてほしいです。先生の笑顔は保育園のみんなを明るくしてくれますから」


「も、もうっ、理久先生にそういうこと言われるとさ……本当、嫌になっちゃうよね~マジでモテる理由わかる」


急にわざと楽しそうにして……これって弥生の照れ隠し。


私達に心配かけまいとして明るく振る舞って……


「僕はモテませんよ。別にモテたいわけじゃないですし。それを言うなら、この前、真斗君を迎えにきた男性……あの人、すごくカッコよかったですよね。あんな人、なかなかいません。びっくりしました」


突然、理久先生が話題を変えた。


慶都さんの……ことだ。


また急に胸が騒ぎ出す。


弥生の次は慶都さん、今日の飲み会の話題はディープ過ぎる。


「あ~噂のイケメンだよね? 先生達がみんな話してたから知ってる。見れなくて残念~そんなに素敵だったの?」