あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

「兄さんにしてはかなりの大胆発言だな。それだけ彩葉さんのことを大事に思ってるんだな」


「ああ。俺にもようやく家族ができた」


「そうだな。兄さんには雪都までいて、いきなりパパだもんな。早く雪都にも会ってみたい。きっと可愛いんだろうな」


「ああ。雪都は俺に似てすごく可愛い」


「よく言うよ」


久しぶりの笑顔の再会。


照れながら微笑む慶都さんを、とても愛おしく思えた。


「慶都さんは、ずっと蓮さんのことを大切に思っていました。だから、今日、本当に嬉しいと思います。慶都さん、きっと照れて言わないだろうから、私が言いました」


蓮さんもニコッと笑った。


「兄さんの気持ち、今ならすごくよくわかるのに、あの頃の俺は……本当にバカだった。兄さんをずっと尊敬してたのに、信じてやれなかった」


蓮さん……


「ごめんなさい。そんなつもりで言ったんじゃないんです」


「もちろんわかってます。でも……」


「もういいんだ。過去のことは何も気にしなくていい」