あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

「兄さんの結婚式なんだから、来ないわけにはいかないだろ」


慶都さんの表情が思わず緩んだ。


蓮さん……


私の頭の中にあったイメージ通りだったかも知れない。


爽やかなイケメンさんで、慶都さんとは違うタイプだけど、ワイルドさがあってすごく素敵な人だ。


慶都さんと蓮さん、数年ぶりの再会なんだよね。


兄弟の間に流れたあまりにも長い沈黙の時間。


慶都さんは今、どんな思いを巡らせているんだろう。


何だか胸が熱くなる。


「あなたが彩葉さんですね、はじめまして。弟の蓮です」


蓮さんは私に丁寧に頭を下げてくれた。


「はじめまして、彩葉です。よろしくお願いします」


私も深いお辞儀で応えた。


「慶都兄さんのお嫁さんが、とても素敵な人で良かった」


「あっ、いえ、素敵だなんて、そんな……」


私は首を横に振った。