あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

「ありがとう、雪都をよろしくね」


「は~い、彩葉先生」


私は、真斗君の頭を撫でた。


2人は少し離れて、海が見える大きな窓ガラスの近くに移動した。


「慶都、彩葉先生、本当におめでとう。俺と真斗の宿泊費とか交通費まで悪いな」


真斗君のお父さんは、慶都さんの結婚式を心から祝福してくれて、わざわざ仕事を休んで駆けつけてくれた。


「何も気にするな。結婚式に出てもらえるだけで嬉しいから。しかし……真斗もどんどん大きくなるな」


「ああ、子どもの成長ほど早いものはないな。雪都もすぐに大きくなるよ。まあ、彩葉先生がいるから、雪都はきっと良い子に育つ。男だけじゃダメだな、大雑把で」


「そんなことありませんよ。真斗君みたいな優しい子を育てて、本当に立派なお父さんだなと思います。保育園の先生達もみんな言ってましたよ。だから自信持って下さいね」