あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

慶都さん側の友人として、真斗君とお父さんもわざわざここまで来てくれた。


「真斗、よく来てくれたな」


「うん! 慶都おじさん、彩葉先生、結婚おめでとうございます」


真斗君は、小さな手を振りながら元気に言ってくれた。


「上手に言えたな。ああ、ありがとうな」


慶都さんは、優しい眼差しで真斗君を見た。


ずっと可愛がってた園児とこんな遠い国で会えるなんて、何だか不思議な感じがした。


「真斗君、ありがとう。パパといっぱい楽しんでね」


「うん、後でパパにアイス買ってもらうんだ~! あっ!! 雪都だぁ! 遊ぼ~」


「わ~い! 真斗君だぁ、遊ぶ、遊ぶっ」


少し離れていた雪都を見つけて、お兄ちゃんみたいに可愛がってくれる真斗君。


雪都も大喜びだ。


「真斗、ホテルから出て遠くへは行かないこと。みんなが見えるとこにいるんだぞ」


「はーい、パパ」


「はーい、パパ」


真斗君の真似をして返事をする雪都。