あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

理久先生と弥生。


「2人とも来てくれてありがとう。遠いところまでわざわざごめんね」


「そんなこと気にしないでよ。こちらこそタイに来れただけでも嬉しいのに、グレースホテルに泊まれるなんて幸せ過ぎるんだけど~本当に海が綺麗~」


ロビーの大きなガラス窓から見える景色を見渡しながら、弥生が可愛く言った。


とっても元気な明るい笑顔、本当に嬉しいよ。


「理久先生ったらね。まるで自分の結婚式みたいに緊張しちゃって、笑うよね~」


「や、止めて下さいよ。ズルいです、弥生先生だって、どうしよう緊張する~! って言ってましたよね?」


「あ~それ言う? 理久先生の方がずっとソワソワしてたくせに」


2人で言い合う姿、久しぶりだな。


なんだか懐かしくて、見ていて自然に笑顔になる。


2人と、こんなやり取りができるようになって……すごくホッとした。