あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

私達は先にチェックインを済ませ、グレースホテルのスイートルームで荷物をほどいた。


「雪都、疲れた? お腹空いてない?」


「ううん、大丈夫。ママも大丈夫?」


「ありがとう、大丈夫だよ。後で美味しいもの食べようね」


雪都の優しさにホッとする。


とにかく、みんな体調を崩さずにここまで来れて良かった。


「少し休んだら下に降りてみんなを迎えよう。雪都のお友達も来るし、楽しみだな」


「パパ本当? わ~い」


明日の式に備え、すでに前日である今日から、九条家、一堂家、そして友人が数名、有難いことに弥生と理久先生まで集まってくれる予定になっていた。


来てくれた人から順番にご挨拶をするため、少し休憩してから、私達は下のロビーに降りた。


まず最初に着いたのは……


「彩葉先生、おめでとうございます。こんな素敵な場所にお招き頂いて嬉しいです」


「彩葉、おめでとう! 会えて嬉しいよ~」