あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

こんなバカな男と私は……


ううん、バカなのは私の方だ。


「あんたなんかチクる価値もない。」


「はぁ? お前が言えたギリか! 頭使えよ!」


そう言いながら平然と着替えを始めた。


いつもなら帰りたくないって、お別れすることを寂しく感じていたのに。


この男だって「お前を帰したくない」って……甘いキスをしてくれたのに。


「生まれてくる子どものためにも、奥さんと離婚するか、そういう生活を改めるか、どっちか考えて。自分の遺伝子を受け継いだ可愛い子どもに恥ずかしくない生き方をして。それが私にできる最後の忠告」


奥さんや子どもに対するせめてもの償いの言葉。


もちろん、どう償っても許してもらえないだろうけど。


私、本当にどうかしてた、自業自得だ。


「ふざけんな! お前にそんな綺麗事、言われたくない! セフレにするのもウザイ。二度と会わないからな。後で泣きついても知らないぞっ」