あまりにも大胆な発言に驚く。


自分からこんなことを慶都さんにお願いするなんて。


なんていやらしいの?


なんて淫らなの?


恥ずかしくてたまらないのに、でも、体は慶都さんを強く求める。


「ああ、お望みどおりに」


ギリシャ彫刻のように美しい上半身に抱きしめられ、少し汗ばんだ胸板と私の胸がピッタリ重なる。


そして、次の瞬間、ぐっしょりと濡れた私の中が、ズシッと重くなり、どうしようもなく熱を持った。


同時に、何ともいえない快感に襲われる。


「すっごく……気持ち良い」


私は、慶都さんに抱かれて別人のようになる。


こんな私、いたんだ……


どうしようもなく淫らな自分に気付かされ、死ぬほど恥ずかしくなる。


何度も何度も体を揺さぶられ、激しく高まっていく感情。


もう、我慢できない。


「ああ、ダメっ……そっ、そんなにされたら私……」


甘い甘い快楽の海、私はゆっくりとそこに堕ちていく……