あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

慶都さんから発せられたその艶のある低い声は、体中に刺激を与え、私は一瞬で魅了された。


この体、この心までもが、あなたから離れられなくなって……


蜘蛛の巣に捕らえられた蝶のように、私は動きを止められた。


「このなまめかしい体に欲情しない男はいない。でも、絶対に誰にも触れさせない」


そう言って私のことを煽る。


慶都さんは意地悪だ。


ここに住むようになって、忙しくて疲れてるはずなのに、いつだってこうして私を求めてくれる。


少しでも早く眠って、体を休めてもらいたいけど…


そんなことはお構い無しに、自分の時間を削ってまで私を抱いてくれるんだ。


それはまるで、すれ違っていたあまりにも長い時間を必死に埋めているように思えた。


慶都さんの細くて長くて美しい指……


そのなんともいえないセクシーな指が、私の洋服へと伸び、右手でゆっくりとブラウスの胸のボタンを外していった。


1番上……


2番目……


3番目……


外しているその時間もムダにせず、慶都さんは私に濃厚なキスをする。