あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

「私と麗華のことまで心配してくれてありがとうございます。近々、会いたいと思います」


「それがいい。焦らず……ゆっくり」


慶都さんに背中を押してもらえて、はっきりと麗華に会う決心ができた。


不安はあるけど、兄弟、姉妹の再会が、実りあるものになるように願いたい。


「はい、ありがとうございます。私も、いつか蓮さんと奥さんに会ってみたいです」


「ああ、必ず紹介する。君みたいな素敵な女性と結婚したと言えばヤキモチ妬くかもな」


「まさか。逆に蓮さんにバカにされるかも知れませんよ」


「自分の美しさを過小評価し過ぎるのが彩葉の悪いクセだ。そんなに可愛くて、色っぽいのに……」


慶都さんの手が私の頬にそっと触れる。


そして、もう一方の手に持っていたワイングラスをテーブルに置いて、その手で私をグイッと引き寄せた。


「まっ、待って下さい」


「嫌だ、待たない」


その瞬間、体が急激に熱をもった。


慶都さんの柔らかな唇が、耳元を這ったからだ。


私の性欲をかき立てるようにゆっくり、ゆっくりと……


「彩葉と、したい」