あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

理久先生、私、ちゃんと先生の顔、見れないよ。


静かな夜の空間で、心臓がいっぱい音を出してる。


この心音、理久先生に聞こえてるかも知れない……


「僕は、雪都君が可愛いです。雪都君みたいな子どもが欲しいって言いましたけど、そうじゃなくて、雪都君のことを自分の子どもとして育てたいって……そう思ってるんです。彩葉先生、僕は、あなたと雪都君と3人で……家族になりたいんです」


家族……


それって……


「理久先生、ごめんなさい。私、すごく驚いてます。想像もしてないことが起こって、ちょっと頭が混乱してて」


「そう……ですよね、いきなりですみません」


「ううん……」


「僕は、ずっと彩葉先生だけを見てきました。あなた1人だけを」


今、理久先生の気持ちをキチンと理解することはできないけど、でも……その言葉は、私の胸の奥まで深く響いた。