あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~

たった1人だけ……何だかすごいな、その言葉はあまりにも魅力的で人の心を惹き付ける。


よっぽど好きなんだね、その人のこと。


「そっか、理久先生みたいな素敵な先生に好かれて幸せだね、その人。告白するの……かな? だったら私、絶対応援するから」


「告白しますよ」


「うん。何だか私までドキドキしてきちゃう。上手くいくといいね」


「……じゃあ、今、します」


「えっ……」


理久先生のその切なげな瞳は、真っ直ぐ私を捉えてる。


そのせいで、否応なしに心拍数が上がり出した。


「僕の好きな人は……目の前にいるあなたです、彩葉先生」


嘘……


嘘だよ、そんなこと……


突然過ぎて何も言葉が出てこない。


体も固まったままで動けない。


どうしよう、息が……上手く吸えないよ。


「驚かせてすみません。でも、どうしても気持ちを伝えたくて。僕は、あなたが雪都君を1人で一生懸命育ててる姿にいつも心打たれてます」