そのあと、琉聖さんから体温計をパスされて、計れば36.2℃。
平熱なので、私たちは学校に向かう。
…ここまでは良かった………。
「レイリン、おはよう!」
「あんた、体調はダイジョブなの?」
「うん」
あれ、蓮ヶ池くんいないね。
どしたんだろ。
「昨日ね…(以下省略)」
どうやら倒れた私を蓮ヶ池くんが保健室まで、運んだらしい。
でも、蓮ヶ池くんがなんかおかしいと思ったレイリンが、保健室のドアの隙間から覗いてたらしい。
すると、蓮ヶ池くんが私に覆い被さり、襲おうとしてたらしい。
そこでレイリンは証拠写真を撮り、保健室に入り込んだ。
すると、レイリンから聞いた話、蓮ヶ池くんは私に一目惚れしたらしく、今回の熱で襲い、その事を知らない私を甘々に扱い、依存してもらおうとしたらしい。
レイリンは保健室に乗り込んだとき、背負い投げをし、頭を踏んづけたらしい。
ちなみに、その蓮ヶ池くんは退学。
さすが、実は家が柔道一家だけある。
「ありがと、助けてくれて」
「ううん、大したことないわよ……あっ、でも"愛しの琉聖さん"との恋を是非聞かしてほしいわね」
「ええっ」
「それくらいの対価は頂くわよ」
「うわぁっ」

