「黒崎さんって、好きなヤツとかいるの?」 歩くなり、唐突な質問。 「えええっ、…うーん………いない!」 「…今の間はなに!?」 「何にもないって!」 嘘、ほんとは一瞬だけ琉聖さんの顔が浮かんだ。 「そっか…まあ、どうせ花蓮は俺のものになるんだけどね」 「えっ?なんか言った?」 蓮ヶ池くんが何かゴニョゴニョと喋ってた。 「ひとりごとだよ、気にしないで~」 とニコニコと無邪気そうな笑顔を浮かべてる。 琉聖さんは猫、蓮ヶ池くんは犬みたいだな。 …でも、私は猫派。