「そ、そうですか…?ありがとうございます」 私はとりあえず、ニコニコと笑う。 「次は体育だったよね?」 「うん」 「じゃあ、またあとでね~」 着替えないといけないので、私はバイバイと蓮ヶ池くんに手を振る。 初対面なのに、フレンドリーな蓮ヶ池くんは喋りやすいなあ。 そう思っていた私。 一方で蓮ヶ池くんは私の背中に 「あぁ、可愛いなあ。早く、俺のものにしたい…」 そんな物騒なことを投げ掛けていた。