「と言うことだ。次の時間は体育だから、詳しいことは終礼で行う」 そう先生が締めくくると、女子たちは先生を睨む。 その目線に気付かない先生。 先生、尊敬します。 私は、そんなことを呑気に考えていると、 「黒崎さん…」 急に蓮ヶ池くんに声をかけられた。 突然のことだったので、 「ひゃい!」 へんな返事をしてしまう。 「近くで見れば、さらに可愛いね~」 チャラい系なのかな…? 蓮ヶ池くんは。