転入生の男子は、ついに顔を上げた。 「「きゃぁぁぁ!」」 わお 転入生の彼は、琉聖さんに負けないほどの美形であった。 「おい、女子たち。煩いぞ」 西川先生が女子の甲高い叫び声に注意する。 「蓮ヶ池類です!」 彼は意外のも明るい性格であったみたいで、さらに女子はきゃあきゃあと叫ぶ。 「類くん、こっち見て~」 「ステキー!」 この女子たちの叫びはどこから出てるんでしょうか。 これは、人間の声なのかと疑いそうなくらい高い。