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「今日のミーティングはこれで終わりだ。
なにかあるヤツいるか?」
「はい。」
「華。」
「みなさん。少しお時間頂いてもいいですか。
最近私の異変に気づいてる人も少なくないと思います。その事について少しお話してもいいですか。」
みんな頷いてくれた。
「4月の大会前に倒れた時、私は脳腫瘍があると言われました。」
「え…」
みんながざわざわしている。
「キャッチミスが多いのも、よく転ぶのもそのせいです。
2ヶ月後には走れなくなると言われています。
なので私は6月いっぱいで退部します。
それまでの間皆さんには迷惑かけてしまうとは思いますが、みなさんが良ければ最後までバスケをしたいと思っています。」
シーン…
みんなは突然の報告に唖然としていた。
そんな中最初に声をかけてくれたのはこころさんだった。
「そっか。私は華が病気だからって追い出すつもりはないよ。
華がバスケ大好きなのも知ってるし。人一倍頑張ってるのも知ってるから。
あと少し。私は華と一緒にバスケがしたい。」
パラパラと拍手が響く。
「みんなは?私の意見に反対の人いる?」
誰も手を挙げなかった。
私は思わず泣いてしまった。
今まで1人で背負い込んできたものが一気に軽くなった気がした。
