1週間後、私は渡辺先生に呼び出された。
「華。部活の何人かが俺のところに華のことについて聞きに来たんだ。」
「最近ミスが多いことですか?」
「あぁ…。足も動いてないし明らかにおかしいって。」
「私も言われました。誤魔化しちゃったんですけど、さすがにもう無理ですよね。」
「最近、手足が前より動かないとかないか?
華には悪いが、もうみんなと同じメニューをこなすのはきつい気がするんだ。
3年生もあと1ヶ月もない。
もっと対人練習を増やそうと思ってる。」
「え…。私にはもう、みんなと同じ練習は無理ってことですか。」
「いや、それはお前が決めることだ。俺からはやめろとは言わない。
けど少なくともそうやって異変に気づいてる奴も何人かいるんだ。
病気のこと話した方がみんなに理解して貰えると思うんだ。」
「……」
「話すか話さないかは華に任せる。
練習もついていけないと思ったら抜けていいからな。」
「はい…。」
「じゃ、授業始まるから行くぞ。」
